この記事では次のような疑問を解決します。
- VPNの歴史ってどうなっているの?
- インターネットはどう進化してきたの?
- スマホの普及で生活はどう変わったのかな?
- 2000年代のインターネットはどう発展したの?
インターネットの進化は止まることなく、日々新しい用語や概念が登場しています。
そこでこの記事ではインターネットがどのように進化してきたのか、それにともないVPNはどう進化したのかをまとめました。
VPNの知識がなくても読めるよう時代の変化を交えつつ解説をしています。
それでは、時代を振り返る旅へと進みましょう。
VPNの歴史とネットの進化
VPNの歴史を簡単に年表にまとめると、以下のようになります。
年度 | 出来事 | 影響 |
---|---|---|
1996年 | VPNの概念の初期提案 | MicrosoftによるPPTPの提案がVPNの基礎を築く |
1999年 | IPSecの標準化 | 安全な企業間通信のための重要なプロトコルとなる |
2001年 | MPLSの普及 | プロバイダによるVPNの効率化と拡張性が向上 |
2002年 | SSL VPNの登場 | リモートアクセスVPN市場に新たな選択肢を提供 |
2003年 | OpenVPNの登場 | オープンソースVPNとして広く採用される |
2011年 | OpenVPNの拡張 | 情報を256ビットの暗号化して送り、柔軟な設定が可能なため様々な状況で推奨される |
2018年 | WireGuardの導入 | 最新の技術で、シンプルで高速なサービスを提供。効率的かつ高い安全性で情報を送ることが可能で、管理も簡単 |
VPN技術は、1996年にマイクロソフトが開発したPPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)が初めての実用例とされています。
当時、インターネットはチンギス・ハーンがモンゴルを統一するかのごとく拡大を続けていました。
そのため、企業ではリモートアクセスのニーズが増えていたのです。
そのニーズに応えるため、PPTPは遠隔地からでも社内ネットワークへ安全にアクセスできるようにするという目的で開発されました。
その後、インターネット技術の進化とともにVPN技術も急速に進化し、さまざまなプロトコルが登場しました。
たとえば、IPSecやSSL VPNなどがあります。
これらの技術は、個人から企業まで幅広いニーズに応えるために使われ、インターネットのあちこちで活躍することになります。
VPNが使いやすくなる
また、初期のVPNは設定が複雑で簡単に使えるものではありませんでしたが、現在ではワンクリックで接続できるほど簡単に使えるようになっています。
スマートフォンやタブレットの普及に伴い、モバイルデバイスにも対応したVPNアプリなども開発され、より日常的に使われるようになりました。
それでは、VPN技術が発展した歴史とともに、時代背景を振り返ってみましょう。
1990年代【インターネットの商用化と普及】
90年代前半はパソコン自体、普及率は10%台とまだ一部のマニアの方が使っていた時代です。
しかし、95年になるとwindow95が発売されたことで、一般家庭に広まりはじめました。
またウェブブラウザの登場により、インターネットの情報を簡単に検索しアクセスできるようになったことで、一般家庭へのパソコンの普及もさらに進むことになります。
とはいえ、サクサク検索できるわけもなく、画像一枚表示するにも数十秒…3分10円かかるとう、いまでは信じられないような状況でした。
ネットで買い物をするなんて危険!なんて思われていた時代です。
そんな状況ではありましたが、商業でのネット利用は増え、教育や研究など様々な分野での利用が加速していった時代です。
結果、データの盗難やプライバシー侵害などのサイバー犯罪が増加。
そのため企業や政府機関は、情報の安全を確保する新しい方法を模索していた時代でもあります。
そういった時代に対応するために開発されたのが、PPTPという通信技術です。
この通信技術によって、ファイル共有や、メールの送信などで一定のセキュリティを確保できるようになりました。
そんなネットの進化が始まった90年代ですが、日本全体ではどんなことが起きていたのでしょうか。
すこし振り返ってみましょう。
バブルの崩壊と「失われた10年」
1990年代の日本は、「バブル景気」という経済の大きな盛り上がりから始まります。
不動産と株の価格が天井知らずに上昇し、日本中が富と豊かさに酔いしれていました。
バブル時代の仰天エピソードとして、次のようなものがあります。
- サラリーマン黄金期
- 就活は説明会にいくだけで内定
- 企業によっては海外旅行をプレゼントされることも
- 平均給料は50万、新卒でも30万、管理職では90万
- ボーナスが3倍、5倍のことも
- 通勤はタクシーで満員電車知らず
- 女性は財布いらず
- 送迎のためだけに呼び出される男性アッシーくん誕生
- ご飯を奢るために存在するメッシーくんも誕生
- 高くなければ価値がない
- 安いものより高いものがよく売れたようです
いまでは信じられないようなことばかりです。
しかし、そのバブルがはじけ、日本は長引く経済停滞に陥ります。
バブル崩壊後、ハブりの良かった人は経済的に苦められることになります。
地価や株価が暴落。
借金や税金の返済できず会社が倒産。
リストラされたり、一部の人は自ら命をたってしまったり、犯罪に手を染めてしまったり…。
バブル時代の豪遊は、後に大きな代償を払わせられることになったようです。
この時期は「失われた10年」と呼ばれ、若者の就職氷河期など、社会に多大な影響を与えることになります。
勢いがすごかった音楽と漫画
経済が停滞しても、文化の面では華やかな時代だったのではないでしょうか。
とくに音楽と漫画は黄金期といって良いでしょう。
いまにして思えば、GLAYのようなビジュアル系バンド、SMAPなどのアイドルグループ、安室奈美恵などの女性ソロ歌手。
多種多様なジャンルそれぞれに爆発的な人気があるグループや歌手がいましたね。
個人的には、宇多田ヒカルさんの登場が衝撃的でした。
当時やっていたHeyHeyHeyというダウンタウンが司会の音楽番組がありましたが、その当時のダウンタウンが31才というのもいま考えると驚きです。
ゲストとして来ていた小室哲哉さんは36才だったみたいですが…これもビックリです。
またこの時代は、「ドラゴンボール」「スラムダンク」「幽遊白書」「るろうに剣心」「ダイの大冒険」などがジャンプで連載されており、この時代をジャンプ黄金期と呼ぶ人もいます。
なお、90年代には「ワンピース」「NARUTO」「HUNTER×HUNTER」も開始されています。
イロイロと豊作すぎる時代です。
サッカーブームの到来
1993年にJリーグが発足し、日本中にサッカーブームが到来。
カズこと三浦知良や中田英寿といったスター選手が活躍し、サッカーが国民的スポーツの一つへと成長した時代ですね。
ジーコやリトバルスキー、ドゥンガなど世界的プレーヤーが普通にJリーグの選手として活躍していたことも、Jリーグの華やかさを象徴しています。
僕も当時、何度か親に連れられてJリーグの試合を見にいった記憶があります。
ギャル文化が到来
90年代後半になると、渋谷のセンター街を中心に、ギャル文化が爆発的に流行。
ギャル文字、プリクラ、そして派手なファッションが若者文化の象徴となりました。
ギャルもファッションの一部だと思いますが、ある意味ファッションというのは一番時代を象徴するなのかもしれません。
90年代の音楽や漫画はいまも現役で楽しめますが、90年代のギャルはその時代にしかいませんからね。
そのせいか、個人的にギャル文化はとくに時代を感じます。
1990年代の日本は、経済的には厳しい時代でしたが、文化やスポーツ、テクノロジーの面では多くの革新があり、現代の日本に大きな影響を与えた時代ですね。
2000年代【発展と衰退の時代】
2000年代に入ると、日本経済は徐々に回復の兆しを見せ始めます。1990年代の「失われた10年」の影響を受けつつも、新たな挑戦と変化が見られた時代です。
しかし、2008年にリーマン・ショックにより、日本中が「マジか!」となった時代でもあります。
当時、日本の実質GDPは、2008年第3四半期に年率換算で約3.7%減少し、2009年第1四半期には約15.2%減少という、国が傾くレベルの大ダメージを受けました。
実質GDPが下がるのは、大げさにいうと日本のお金に関すること全部がヒエッヒエになるようなものです。
仕事がなくなり、再就職もできず、露頭に迷う人が増え、メンタルダメージから余裕がなくなり、犯罪が増加する…。
良くないことばかりです。
派遣切りなんて言葉がメジャーになったものこれが切っ掛けなんじゃないかと思います。
インターネット回線の進化
大きな経済的ダメージを受けた時代でしたが、インターネットはADSLや光ファイバーが普及し始めた時期でもあります。
その結果、ネットで動画視聴や大容量データのダウンロードなどができるようなりました。
またこの年代になるとPPTPのセキュリティの弱さが指摘されるようなり、その後L2TP/IPSecが開発されました。
しかし、これまでPPTPを使っていたので一気に移行できるものではなかったらしく、時間をかけて徐々にL2TP/IPSecへと移行することになります。
クラウドサービスの開始
クラウドサービスの提供が始まり、データのオンラインストレージやアプリケーションの利用が一般化してきたのもこの頃です。
それまでUSBメモリーなどでデータのやり取りなどをしていました。
でも、どう考えてもクラウド上でやりとりしたほうが簡単です。
USBのように持ち歩いてなくす心配もありません。
そういった事情もあってクラウドサービスは企業などでの普及が進みました。
サイバーセキュリティの重要性の増大
クラウドサービスの利用などで、データがオンライン上でやりとりされるようになると、サイバー攻撃なども活発になりました。
ただ、2020年代のいまも個人情報の流出などは、わりと頻繁に起きていることを考えると、まだまだ情報セキュリティの重要性をわかっていない企業が多いんでしょう。
僕はWEB系の会社にいるので、仕事上そういう話をすることもありますが、残念ながらお金にならないところにお金をかける企業はあまりいません。
情報セキュリティは災害対策と似ていて、やったほうがいいのは理解しているけど、実際にはやっていない。みたいな状況が多いんです。
なので、情報漏洩というのは、今後も定期的に起こる問題だと思います。
コミュニケーションの形の変化
個人的に時代そのものに大きな影響を与えたのはmixi(ミクシー)というSNSだと思っています。
mixiが存在する前まではネットでの出会いというとアンダーグランドな空気漂うものでしたが、みんなが使うようになるとそういった空気もだいぶ薄れたように思います。
まぁそれでも、ネットで出会って付き合ったとかいうのは、まだ抵抗がある時代ではありましたが…。
いずれにせよ、インターネットが一般的なコミュニケーションツールとして浸透するのにmixiの存在は大きかったように思います。
ちなみに、FacebookやTwitterが開始されてのも2000年代のはじめになります。
これらのサービスは、それまでのコミュニケーションの形を変えるほど影響力の大きいものだったといえるでしょう。
ガラケーからスマートフォンへ
2000年代は、携帯電話が「ガラケー」からスマートフォンへと移行した時期でした。
とくに2008年にiPhoneが日本市場に導入されたことを切っ掛けに、移行する人が爆発的に増えていきました。
スマホの登場は、まさに時代が変わったといっていいでしょう。
パソコンが登場したときと同じくらい、あるいはそれ以上に、その後のコミュニケーションや情報の扱い方など、ライフスタイルを根本から変えました。
- 紙の地図を広げる手間がなくなり、スマホひとつで目的地まで誘導
- 友だちとのやりとりはメールからリアルタイムへ
- イマを投稿するSNSが普及
などなど、他にも影響を受けたことは星の数ほどあることでしょう。
このようにガラケーからスマートフォンへの移行は、テクノロジーの進化だけでなく、僕らの生活を大きく変えるものでした。
ここで皆さんを代表して言っておきたいと思います。
「スティーブ・ジョブズさん。ありがとうございます!」
2010年代【スマホの一般化】
2010年代は、さらなるスマートフォンの普及が進みました。
年代別スマートフォン使用率
以下は上記のグラフを表にしたものです。
年度 | 利用率 | 社会への影響 |
---|---|---|
2010年 | 4.4% | スマートフォンの普及が始まり、従来の携帯電話からの移行が徐々に進む |
2011年 | 21.1% | 急速な普及により、スマートフォンが日常生活におけるコミュニケーションや情報アクセスの主要な手段に |
2013年 | 36.8% | スマホの普及は進むも、この頃はまだガラケー支持者のほうが多く、スマホは使いにくいし移行はしないというユーザーが多数存在 |
2015年 | 51.1% | 過半数の人がスマートフォンを利用するようになり、社会やビジネスにおいてもモバイルファーストの動きが加速 |
2019年 | 85% | スマートフォンが社会のインフラとして不可欠なものになり、さまざまな産業でのデジタル変革が推進される |
ほぼ利用者のいなかったものが、10年で日本国民の9割が持つようになっているのですから、その普及率は凄まじいものがあります。
調べてみると過去には白黒テレビや冷蔵庫や洗濯機などの家電製品の普及も早かったようですが、ものがなかった当時と、ものが溢れていた2010年では状況が違いますからね。
スマホが普及したことで、ネットへの常時接続スタイルが定着した時代であり、再び大きな変化を経験した時代でもありますね。
忘れられない記憶
また2011年3月11日に発生した東日本大震災は、いまだに忘れようと思っても忘れられない記憶として残っている方も多いことでしょう。
僕は発生当時、東京に住んでいたのですが、交通アクセスがマヒしたぐらいで実害はありませんでした。
しかし、地元が東北ということもあり、親兄弟や地元の友達と連絡がつかず気が気じゃなかったのを覚えています。
結果として僕の直接の知り合いで大きな被害を受けた方はいませんでしたが、とてもそんなことに喜べる状況ではありませんでしたね。
僕ができることなんて何もありませんでしたが、当時の国の災害関係の資料になにがあるか調べたらPDFだったんですよね…。
避難場所のリストや他にも重要な資料などすべてPDFでウソだろと思ったのを覚えています。
それで、「これじゃスマホで見れないよ!」と、PDFの内容をテキスト化してブログ上にアップするということを繰り返していました。
いまにして思えば、勝手に公開するのはマズかったかもと思いますが、当時はそんなことを考えてる余裕はありません。
そうしたところ、あっという間に日々のアクセスが数万になり、コメント欄に電話番号を記載する方や、本名や住所を記載するような方が現れました。
災害伝言板などはアクセス過多で繋がらないし、直接連絡もつかない状況だったため、たまたまたどり着いた僕のブログに、見たら連絡して欲しいというコメントを書いたというわけです。
いわば掲示板的な役割としてブログのコメント欄が使われたのですが、個人情報なので正直どうすべきか迷いました。
しかし、状況が状況だけにすぐ削除することもできなかったため、落ち着いた頃にブログごと削除しました。
当時は放射能の知識などもなく、一体どうなってしまうのだと、本当に皆それぞれの状況で不安を感じ、パニックになっているような状況でしたね。
その後、復興と革新がテーマとなり、多方面で新しい動きが見られました。
以下にその概要をまとめます。
- アベノミクスと経済回復の試み
- 2012年末から始まった安倍晋三政権下での「アベノミクス」と呼ばれる経済政策が大きな話題に。一定の経済回復が見られたものの、長期的な課題も浮き彫りとなる
- グローバルな成功と新たな文化現象
- アニメやマンガ、ゲームの国際的な人気はさらに高まり、「君の名は。」や「鬼滅の刃」などの作品が世界的なヒットを記録
- IoTとAIの進展
- IoT(アレクサ、ロボット掃除機、照明など)やAIが急速に進展。自動運転技術の開発、スマートホーム技術の普及が進む
- 少子高齢化の加速と働き方改革
- 少子高齢化はさらに進行し、社会保障制度への圧力が高まる
- 非正規雇用の問題や、ワークライフバランスの重視が進み、テレワークの導入など新しい働き方が模索される
SNSの普及
2010年代の後半は、スマホやタブレットが一般化したことで、いつでもどこでもネットを利用しているような状況になりました。
いまでは生活の一部になっている人も多いであろう次のSNSがでてきたのも、この年代です。
- Instagram (2010年)
- LINE (2010年)
- TikTok (2016)
これらの誕生によって、SNSは若者の間で連絡手段としても使われるようになりました。
若者はインスタのDMを連絡手段として使っていてLINEで連絡するのは古い。
なんてことを聞いたときには、これがジェネレーションギャップかと震えました。
アプリゲームの進化
また次のようなアプリゲームも大ヒットしました。
- パズル&ドラゴンズ (2012年)
- モンスターストライク (2013年)
- ポケモンGO(2016年)
- ドラゴンクエストウォーク (2018年)
余談ですが、ドラクエウォークはマップにOpenStreetMapというオープンソースのマップサービスが使われていたんです(いまはわかりません)。
オープンソースは誰でも自由に編集できるものなんですが、当時ウェブマーケティングの一環として集客サポートをしていた店舗の情報を、集客方法の一つとしてドラクエウォークのマップ上に表示させていました。
なお集客効果はさほどなかったもよう。
プライバシーとセキュリティの懸念の高まり
ここまで見てもらったように、2010年代に入りネットは人々にとってなくてはならないものになりました。
また当たり前ですが、ネット環境の進化は日本だけのものではありません。
世界中でネット環境が進んだことで、ネットのプライバシーとセキュリティを守る意識が高まりました。
VPNの技術としては、OpenVPNやWireGuardが開発された時代でもあります。
日本は実はネット規制がゆるい国なのでそれほど浸透していませんが、海外ではVPNがないとまともにネットができないという国もあります。
たとえばネット規制が厳しい国として、中国、ロシア、サウジアラビア、などがありますが、そういった国でのVPN使用率は高めです。
あと、これは僕の考えですが、2016年に映画スノーデンが公開されたことでVPNを使い始めた人もいるのではなかと思っています。
スノーデンという映画はアメリカ政府が国民の個人情報を秘密裏に収集・監視していたということを告発する内容なので、それを見た人は「自分自身で情報を守らなきゃ!」とVPNを導入しただろうなと。
そういったデータがあるわけではありませんが、おそらくスノーデン切っ掛けでVPN利用者の数は増えているはずです(あくまでも僕の予想)。
2020年代~現在【ネット回線のさらなる高速化】
2020年代のネットは、前の十年と比べてさらに進化し、多様化しています。前の十年でも恐ろしく進化したのに、さらに進化するとか意味がわからないですね…。
5Gの普及
2020年代に入り、5G技術の導入が進んでいます。
これにより、インターネットの接続速度が飛躍的に向上し、超高速でのデータ通信が可能になりつつあります。
たとえば医療の現場では、遠隔医療への期待が高まっていますし、身近な例としては自動運転の精度の向上があげられます。
高齢者の自動車事故はたびたびニュースで見かけますが、地方にいくと高齢者が運転せざる得ない状況というのもあります。
ですが、自動運転の技術が発展すれば、そういった問題の解決にも繋がるでしょう。
また、より身近な例としては、ダウンロード速度の向上があげられます。
いまでも十分速いという方もいると思いますが、いま1Gのデータをダウンロードしようとすると、光回線でも7分前後かかります。
これが5Gになると8秒前後になるのです。
そうなると高画質な映像もスムーズに見れますし、サイトを見ていてもページの表示待ちなんてものがなくなります。
アレクサなどのスマートデバイスも、いまは反応するまで少し間がありますが、これも人と会話するのと同じような反応速度になるかもしれません。
5Gの普及によってこういった状況になるならば、時代が変わる出来事だといえるでしょう。
AIの発展
AI(人工知能)の進化はとてつもなく早いです。
僕はChatGPTがリリース開始されたころに使い始めましたが、はじめは使えるようなものではありませんでした。
日本語回答が遅く使い物にならないので、英語でやりとしてそれを翻訳して使っていたぐらいです。
それから1年足らずで、いまではないと作業が進まないレベルにまでなっています…。
この記事もAIで下書きをしていますし、イラストもAIで作成したものです。
それ以外にもAIでプログラミングコードなども書いたりしています。
それぐらい僕はAIの恩恵を受けてるわけですが、そんな僕が思うのはAIのおかげで個人で働く人も増えるだろうなってことです。
これまではやりたくてもできなかったことでも、AIでできるようになってきています。
イラスト、音楽、映像、プログラミングなどは、あと数年もせずに文章で指示をだすだけで、自分が作りたいと思ったものが作れるぐらいになると思います。
これにより、個人化されたサービス、効率的な業務プロセス、製品の開発が加速していくのは用意に想像がつきます。
ただ、他の技術と同様にAIに関しても使う人と使わない人は別れているので、もしここを読んでいてまだAIに触れていない方は、すぐにでも触れてみてください。
AIはある程度使いこなせるだけでも、生き方が変わってもおかしくないぐらいのものなので、この機会に触ってみることをオススメします。
ブロックチェーンの台頭
ブロックチェーンを理解するのはなかなか難しいですが、これも歴史が変わるような技術革命の一つといえるものです。
ものすごくザックリいうとブロックチェーンによって取引の透明性が増し、不正取引や銀行システムの不具合を減少させる可能性があります。
より身近な例で考えてみると次のようなメリットがあります。
- 中古自動車を購入するさいに過去の修理履歴や事故履歴などを正確に知ることができる
- 食品を購入するさいに生産者、栽培された場所、販売所までの経路が正確に知れる
- 商品をブロックチェーンを通じで購入することでチケット転売問題が防げる
こうしてもると、どれも日常生活で何かがすぐに良くなるものではないので、いまいちブロックチェーンの良さというのは伝わりにくいものですね…。
まぁ一言でいうと、ブロックチェーンが広まることで、より安心して生活のできる世界になるということです。
気づいたときにはあちらこちらにブロックチェーン技術が使われていることでしょう。
あとがき
この記事では、インターネットの進化が生活にどれだけ深く入り込んできたかをお伝えしました。
1990年代にインターネットが普及し始めてから30年…。
30年前の人がいまの世界を見たら口をあんぐり開けて放心状態になることでしょう。
この変化のスピードと影響力には本当に驚かされます。
また僕自身、記事を書く中でインターネットが便利なツールだけでなく、生活を豊かにし、繋がりを深めるための大切な手段であるものだと改めて感じました。
これからも変化し続けるインターネットの世界を楽しみたいと思います。