VPNでよく使われる用語集を集めました。
VPNの基本については「VPNとは?初心者向けの基本解説」をご覧ください。
- VPN(Virtual Private Network)
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VPNは、日本語で「仮想プライベートネットワーク」と呼ばれます。インターネットを使って自分のパソコンやスマートフォンを、プライベートなネットワークに接続しているかのようにする技術です。VPNを使うと、インターネット上のプライバシーを守りながら安全に通信できるようになります。
- 暗号化
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暗号化とは、データを他の人が読めないように変換することです。たとえば、ネット銀行などで情報を送るとき、暗号化されるためその情報が盗まれにくくなります。
- トンネリング
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トンネリングは、インターネット上でデータを安全に送るための技術です。データがインターネットの一部を通るとき、トンネルのように囲って守ります。
- IPアドレス
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IPアドレスは、インターネット上であなたのデバイス(パソコンやスマートフォン)がどこにあるかを示す番号です。郵便物を送るときの住所のようなものです。
- サーバー
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サーバーは、データやサービスを提供するコンピュータです。たとえば、ウェブサイトを見ているとき、そのウェブサイトのデータを提供しているのがサーバーです。
- VPNサーバー
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VPNサーバーは、VPNを提供するための特別なサーバーです。これに接続することで、あなたのインターネット通信が暗号化され、プライバシーが守られます。
- プロトコル
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プロトコルは、コンピュータ同士がデータを交換するためのルールです。インターネットの「言語」とも言えます。VPNには、いくつかの異なるプロトコルがあり、それぞれのルールに従ってデータを送ります。
VPNのプロトコルとは? VPNサービスを契約して実際に使った人なら見たことがあるかもしれませんが、理解できている人は少ないので、ここでプロトコルについて簡単に説明しておきます。 プロトコル… - ログ
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ログは、コンピュータやサーバーがどんな活動をしたかを記録したものです。例えば、インターネットにアクセスした日時やアクセスしたウェブサイトの情報などが含まれます。VPNでは、あなたがどのサイトを見たかなどの情報がログとして残ることもあります。
- ノーログポリシー
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ノーログポリシーは、VPNサービスがユーザーの活動を一切記録しないポリシーのことです。このポリシーがあるVPNサービスを利用することであなたのインターネットの使用履歴や個人情報が記録されず、プライバシーが守られます。
- キルスイッチ
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キルスイッチは、VPN接続が突然切れたときにインターネット接続も自動的に切る機能です。この機能はVPNが切れてしまったときにあなた本来のデータが送られないようにします。
- 帯域幅
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帯域幅は、インターネットでデータを送受信する能力のことです。帯域幅が広いほど、一度にたくさんのデータを速く送ることができます。
- DNSリーク・IPリーク
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DNSリークやIPリークは、本来隠されるべきあなたのIPアドレスや訪問先のサイト情報が漏れてしまうことです。VPNはこれを防ぐための技術も持っています。
- マルチホップ
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マルチホップは、通常のVPNサーバーの接続が「あなたのパソコン」→「VPNサーバー」→「接続先のサイト」だとすると、マルチホップは「あなたのパソコン」→「VPNサーバー①」→「VPNサーバー②」→「接続先のサイト」と複数のサーバーを経由することになります。これによりプライバシーがさらに強化されます。
- トラフィック
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トラフィックは、インターネット上でデータがどれだけ行ききしているかを表します。たくさんのトラフィックがあると、サイトが表示されなくなったり、インターネットが遅くなったりすることがあります。
- P2P
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P2P(ピア・ツー・ピア)は、コンピュータ同士が直接データを交換する方法です。大量のデータを効率よく共有するために使われます。
- トレント
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トレントは、P2Pの一種で、大きなファイルを効率的にダウンロードするための方法です。トレントを使うと、ファイルを小さな部分に分けて複数の人から同時にダウンロードできます。
- Shadowsocks
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Shadowsocksは、中国などインターネットの検閲が厳しい国でよく使われるプロキシ(代理)技術です。インターネットの検閲を回避して自由にアクセスするために開発されました。
- プロキシ
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プロキシは、日本語で「代理」を意味し、インターネット上であなたの代わりにアクセスする役割を果たします。プロキシを使うと、直接ウェブサイトにアクセスするのではなく、プロキシを通してアクセスすることになります。