タルコフのpingを下げる前に必ずすること
ping最適化の前に復元ポイントを作成する
pingの最適化を行う前に、システムの安全を確保するために復元ポイントの作成は必ずしてください。復元ポイントは最適化で何らかの問題が発生した場合でも、復元ポイント作成時の状態まで戻すのに必要になります。
Windowsキー + Pause/Breakキー
を押すシステムの保護
を選択作成
を選択復元ポイント名
をつけて作成
を選択- 復元ポイントの確認画面で
完了
を選択します。
現在のping値を計測しておく
紹介する最適化が効果ありか判断するために、あらかじめ今のping値を下記のサイトで計測しておきましょう。
タルコフのpingも表示して確認する
タルコフのpingも確認しておかないと改善したのかわからないので、事前に確認シておくと良いです。
タルコフのping確認方法は、ゲーム画面で「@」キーを押し、コンソール画面に「fps 2」と入力してください。
右上に表示されると数値の中の「RTT」がPing値になります。
タルコフのpingを下げる具体的な9の方法
それでは、ここから実際にpingを下げる方法を紹介します。
下記のリストで★の数が多いものが、より効果が見込めるものになります。
ping値を下げる9の対策リスト
- Ping値の低いサーバーにチェックを入れる(★★★★)
- 無線(Wi-Fi)から有線接続に変更する(★★★★)
- TCP Optimizerで最適化する(★★★★★)
- DNSサーバーを設定する(★★)
- ネットワーク共有センターの設定を最適化する(★★)
- TCP/IPv6のチェックを外す(★★★)
- プロバイダを変更する(★★★★)
- VPNを導入する(★★★)
- ルーターを買い換える(★★★★)※Wi-Fiを使う場合
Ping値の低いサーバーにチェックを入れる(★★★★)
タルコフは使うサーバーをあらかじめ設定することができます。
その設定をするさいサーバー毎にPing値が表示されるので、そこでpingが150以下のサーバーにだけチェックをいれてください。
おすすめサーバーは各自のネット環境次第で変わりますが、僕は「Japan」「Russia EAST」「Singapore」「North America WEST」に入れています。
次の画像のような感じです。
こうすることで、Ping値が高いサーバーは選ばれなくなるので、結果としてpingが下がることに繋がります。
なお、タルコフはPingが190以上になるとキックされることがありますが、プレイ中に瞬間的にPingが高くなることがあるため、余裕をもって150以下を選ぶようにしています。
次の手順で設定してください。なおゲームプレイ画面からは設定できないので、起動していたら一旦閉じでから次の手順を進めてください。
- タルコフのゲームランチャーを起動
ゲームランチャーは「PLAY」ボタンを押す前の、ゲームのニュースやアップデートなどが表示される画面です。 - 「Change server(Asia)」をクリック
ランチャーの下側に「Change server(Asia)」があるので、それをクリックします。 - 「Use automatic server selection(ASI)」のチェックを外す
サーバーリストが表示されるので、左下にある「Use automatic server selection(ASI)」にチェックが入っていれば外してください。 - 低ピングのサーバーのチェックを入れる
リストを確認して、Pingが150以下のサーバーにチェックいれてください。 - 「Apply」をクリック
選択を終えたら「Apply」をクリックして反映します。
無線(Wi-Fi)から有線LANに変更(★★★★★)
無線は線がなくてスッキリセットできるので、僕も無線のほうが好きなんですが、タルコフのようなゲームをするなら話は別です。
ほとんどの方は有線だと思いますが、もし無線でタルコフをしているなら、まずは有線にすることを検討してみてください。
あと有線を使っている方も、LANケーブルにはカテゴリがあるので、もし古いカテゴリのケーブルを使っているなら変更したほうがいいです。
- ケーブルを確認:多くのLANケーブルには、「CAT5e」や「CAT6」といった文字がケーブルに印字されているので、それがカテゴリになります。
- 購入時の情報を確認:ケーブルのパッケージにも書かれてますし、ネットで購入したなら購入履歴からたどれば確認できます。
カテゴリの種類は次のとおりです。数字が大きくなるにつれて新しいカテゴリになります。
カテゴリ | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
カテゴリ 5 (CAT.5) | 100Mbps | 100MHz |
カテゴリ 5e (CAT.5e) | 1Gbps | 100MHz |
カテゴリ 6 (CAT.6) | 1Gbps | 250MHz |
カテゴリ 6A (CAT.6A) | 10Gbps | 500MHz |
カテゴリ 7 (CAT.7) | 10Gbps | 600MHz |
カテゴリ 7A (CAT.7A) | 10Gbps | 1,000MHz |
カテゴリ 8 (CAT.8) | 40Gbps | 2,000MHz |
なお、タルコフのようなゲームをするなら、カテゴリ6Aがベストな選択だと思います。
ちなみに僕はLD-GPASS/BU15という6Aの極細ケーブルを使ってますが、より安定して使うのならSTP処理されているケーブルがいいので、この辺のケーブルから選ぶとよいでしょう。
価格帯が一定じゃないので、どれを選べばいいか迷うかもしれませんが、5m~10mで2,000円~4,000円ぐらいのもので十分です。
補足しておくと、STP処理というのはノイズが発生しづらくなるケーブルになります。
線の種類としてフラット(平べったい線)、極細、普通の線とありますが、普通の線がより安定しています。
ただ一般家庭で使うのであれば、個人的にそこは好みで選んでもいいと思います。
TCP Optimizerで最適化する(★★★★★)
TCP Optimizerは、ネット接続のパフォーマンスを最適化して「回線速度」「ping値の低減」「ゲームラグの解消」などをするための無料ツールです。
多少設定が面倒ですが、タルコフのpingが高い問題を解決するには、このツールの設定だけでもいいぐらい優秀なのでぜひ試してみてください。
では、さっそく設定していきましょう。
ここで→「TCP Optimizer」をダウンロードします。「TCP Optimizer Download」にある最新バージョンをダウンロードしてください。
「TCP Optimizer」を右クリックして、管理者として実行してください。管理者として実行しないと設定が反映されません。
まずウィンドウサイズが小さくてパラメーターが全て表示されていないことがあるので、右下を引っ張ってサイズを調整します。
まず「Custom」を選択してください。
各パラメーターを上記画像のように設定してください。
画像を非表示設定している方はこちらをご覧ください
- Choose settings→Custom
- Modify All Network Adapters→チェック
- MTU→1500
- TCP Window Auto-Tuning→normal
- Windiws Scaling heurisstics→disabled
- Congestion Control Provider→ctcp
- Receive-Side Scaling(RSS)→enabled
- R.Segment Coalescing(RSS)→enabled
- Time to Live(TTL)→64
- ECN Capability→disabled
- Checksum Offloading→disabled
- TCP Chimney Offload→disabled
- Large Send Offload(LSO)→disabled
- TCP 1323 Timestamps→disabled
MTUの最適化数値を入力には適切な数値が自動で入力されていると思いますが、されていなければ「このサイト」で確認して入力していください。下記の画像の数値です。
General Settingsの各パラメーターの意味を知りたい方はクリック
- TCP Window Auto-Tuning
- 意味: TCP受信ウィンドウのサイズを動的に調整する機能。
- 効果: ネットワークの帯域幅を最大限に利用し、データ転送の効率を向上させます。
- 推奨設定: 「normal」
- Windows Scaling heuristics
- 意味: TCP Window Auto-Tuningの動作を制限するためのヒューリスティクス。
- 効果: Auto-Tuningの動作を制約する可能性があります。
- 推奨設定: 「disabled」
- Congestion Control Provider
- 意味: ネットワークの混雑を制御するアルゴリズム。
- 効果: ネットワークの混雑時のデータ転送の効率と安定性を向上させます。
- 推奨設定: 「ctcp」
- Receive-Side Scaling (RSS)
- 意味: 複数のプロセッサやコアを使用してネットワークトラフィックを処理する機能。
- 効果: マルチコアのCPUを持つシステムでのネットワークのパフォーマンスを向上させます。
- 推奨設定: 「enabled」
- Segment Coalescing (RSC)
- 意味: 複数の受信パケットを一つにまとめて処理する機能。
- 効果: CPUの使用率を減少させ、ネットワークのパフォーマンスを向上させます。
- 推奨設定: 「enabled」
- Time to Live
- 意味: パケットがネットワーク上で生きていることができる最大時間。
- 効果: パケットが無限にネットワーク上を循環するのを防ぎます。
- 推奨設定: 通常、デフォルト値の変更は不要。
- ECN Capability
- 意味: ネットワークの混雑を検出する機能。
- 効果: 混雑を早期に検出し、データ転送の品質を維持します。
- 推奨設定: 「disabled」
- Checksum Offloading
- 意味: チェックサムの計算をネットワークアダプタにオフロードする機能。
- 効果: CPUの負荷を軽減し、パフォーマンスを向上させます。
- 推奨設定: 「enabled」
- TCP Chimney Offload
- 意味: TCPの処理をネットワークアダプタにオフロードする機能。
- 効果: CPUの使用率を減少させ、ネットワークのパフォーマンスを向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 「disabled」
- Large Send Offload (LSO)
- 意味: 大きなパケットの送信をネットワークアダプタにオフロードする機能。
- 効果: CPUの負荷を軽減し、ネットワークのパフォーマンスを向上させます。
- 推奨設定: 「enabled」
- TCP 1323 Timestamps
- 意味: RTT (Round Trip Time) の測定やPAWS (Protection Against Wrapped Sequence numbers) のためのタイムスタンプオプション。
- 効果: ネットワークの遅延時間の測定や、シーケンス番号のラップアラウンドを防ぐために使用されます。
- 推奨設定: 「disabled」
- Connection Speed
- 意味: あなたのネットワーク接続の速度。
- 効果: この設定は、他のTCP/IPの最適化設定の基準として使用されます。
- 推奨設定: 実際のネットワーク速度に合わせて設定します。例: 100 Mbpsの接続の場合は「100 Mbps」に設定。
- Network Adapter selection
- 意味: 最適化を適用するネットワークアダプタを選択する機能。
- 効果: 特定のアダプタにのみ設定を適用することができます。
- 推奨設定: 最適化を適用したいアダプタを選択します。
- MTU (within Network Adapter selection)
- 意味: ネットワーク上で転送されるデータパケットの最大サイズ。
- 効果: 正しいMTUの値は、データ転送の効率を最大化します。
- 推奨設定: 一般的には「1500」が推奨されますが、ネットワーク環境によっては異なる値が最適となる場合があります。
上部のメニュータブをAdvanced Settingsにしてください。あとは画像の通りに設定してください。
画像を非表示設定している方はこちらをご覧ください
- Internet Explorer Optimization
- MaxConnectionPer1_0Server→10
- MaxConectionPerServer→10
- Host Resolution Priority
- LocalPriority→4
- HostPriority→5
- DnsPriority→6
- NetbtPriority→7
- Retransmissions
- Max SYN Retransmissions→2
- NonSackRttResiliency→disabled
- Retransmit Timeout(RTO)
- Initial RTO→2000
- Min RTO→300
- Type/Quality of Service
- QoS: NonBeestEffortLimit→0
- QoS: Do not use NLA→optimal: 1
- Gaming Tweak – Network Throttling Index
- NetworkThrottlingIndex→disabled: ffffffff
- SystemResponsiveness→gaming; 0
- Gaming Tweak – Disable Nagle’s algorithm
- TcpAckFrequency→disabled: 1
- TCPNoDelay→enabled: 1
- TcpDelAckTicks→disabled: 0
- Network Memory Allocation
- LargeSystemCache→default: 0
- Size→default: 1
- Dynamic Port Allocation
- MaxUserPort→65534
- TcpTimedWaitDelay→30
Advanced Settingsの各パラメーターの意味を知りたい方はクリック
- MaxConnectionsPer1_0Server
- 意味: HTTP 1.0サーバーへの最大同時接続数。
- 効果: ウェブページの読み込み速度を向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「10」。
- MaxConnectionsPerServer
- 意味: HTTP 1.1サーバーへの最大同時接続数。
- 効果: ウェブページの読み込み速度を向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「10」。
- LocalPriority
- 意味: ローカルホスト名の解決の優先度。
- 効果: ローカルホスト名の解決速度を向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「4」。
- HostPriority
- 意味: リモートホスト名の解決の優先度。
- 効果: リモートホスト名の解決速度を向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「5」。
- DnsPriority
- 意味: DNSの解決の優先度。
- 効果: DNSの解決速度を向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「6」。
- NetbtPriority
- 意味: NetBTの解決の優先度。
- 効果: NetBTの解決速度を向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「7」。
- MaxSYN Retransmissions
- 意味: SYNパケットの最大再送回数。
- 効果: 接続の確立を試みる際の再送回数を制限します。
- 推奨設定: 通常は「2」。
- NonSackRttResiliency
- 意味: SACKオプションなしでのRTTの耐性。
- 効果: SACKオプションが使用されない場合のネットワークの安定性を向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「disabled」。
- Initial RTO
- 意味: 再送の初期タイムアウト値。
- 効果: データの再送を制御する際の初期待機時間を設定します。
- 推奨設定: 通常は「2000」ミリ秒。
- Min RTO
- 意味: 再送の最小タイムアウト値。
- 効果: データの再送を制御する際の最小待機時間を設定します。
- 推奨設定: 通常は「300」ミリ秒。
- QoS: NonBestEffortLimit
- 意味: 非ベストエフォートトラフィックの制限。
- 効果: ネットワークリソースの使用を制限することで、特定のトラフィックの品質を保護します。
- 推奨設定: 通常は「0」。
- QoS: Do not use NLA
- 意味: Network Location Awareness (NLA) の使用を制限。
- 効果: NLAを使用しないことで、特定のネットワークシナリオでのパフォーマンスを向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「optimal: 1」。
- NetworkThrottlingIndex
- 意味: ネットワークのスロットリングの指数。
- 効果: マルチメディア再生時のネットワークパフォーマンスを調整します。
- 推奨設定: 通常は「disabled: ffffffff」。
- SystemResponsiveness
- 意味: システムの応答性。
- 効果: ゲームやリアルタイムアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。
- 推奨設定: 通常は「gaming; 0」。
- TcpAckFrequency
- 意味: TCP確認応答の頻度。
- 効果: ネットワークのレイテンシを減少させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「disabled: 1」。
- TCPNoDelay
- 意味: Nagleのアルゴリズムを無効にする。
- 効果: 小さなパケットの送信遅延を減少させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「enabled: 1」。
- TcpDelAckTicks
- 意味: TCP確認応答の遅延時間。
- 効果: ネットワークのレイテンシを調整します。
- 推奨設定: 通常は「disabled: 0」。
- LargeSystemCache
- 意味: システムキャッシュのサイズ。
- 効果: 大きなファイルの読み書きのパフォーマンスを向上させる可能性があります。
- 推奨設定: 通常は「default: 0」。
- Size
- 意味: ネットワークバッファのサイズ。
- 効果: ネットワークのパフォーマンスを調整します。
- 推奨設定: 通常は「default: 1」。
- MaxUserPort
- 意味: 動的ポートの最大値。
- 効果: アプリケーションが使用するポートの範囲を拡張します。
- 推奨設定: 通常は「65534」。
- TcpTimedWaitDelay
- 意味: TCP接続の待機時間。
- 効果: 早く接続を再利用することができます。
- 推奨設定: 通常は「30」秒。
「Apply changes」「OK」「はい」の順でクリックして、パソコンを再起動してください。
ここまで設定したら、一度ping値が改善しているか確認してみてください。
なお、これ以降の最適化はやって下がったらラッキーぐらいのものなので、この最適化でpingが下がったらやらなくてもいいです。
まだ足りないと感じた人だけ試してみてください。
DNSサーバーを設定する(★★)
Windowsキー + R
を押してcontrol
を入力しOK
を押します。- コントロールパネルが開くので、
ネットワークとインターネット
を選択。 ネットワークと共有センター
を選択。- アクティブなネットワークの表示に表示されている
イーサネット
をクリック(Wi-FiならWi-Fiをクリック) プロパティー
をクリックインターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)
を選択するプロパティ
をクリック次のDNSサーバーのアドレスを使う
を選択優先DNSサーバー(P)
に「1.1.1.1」、代替DNSサーバー(P)
に「1.0.0.1」と入力。または優先DNSサーバー(P)
に「8.8.8.8」、代替DNSサーバー(P)
に「8.8.4.4」と入力- OKを押す
- ping値が改善したか確認する
DNSサーバーの変更をすることでping値が低くなる理由ですが、それにはDNSサーバーとWEBコンテンツが表示される仕組みを知らないと理解が難しいです。
でもそんな説明をしても眠くなるので、ざっくりとしたイメージで説明します。
DNSサーバーが料理人、WEBコンテンツを料理とします。
いままでの料理人は料理は上手いけど、作るのは遅いタイプの料理人でした。これを「いままでのDNSサーバー」と考えてください。
そこで、料理が上手くて作るのも早い料理人を新しく雇うことにしました。この新しい料理人がここで設定した「DNSサーバー1.1.1.1」になります。
つまり、DNSサーバーを「1.1.1.1」とか「8.8.8.8」に設定すると、今までより高速でデータが処理できるようになり、WEBコンテンツを表示できるようになるというわけです。
結果タルコフのpingも下がるし、ラグなんかも改善されることに繋ると。
ですが、必ず改善されるわけではないので、これもあまり効果を感じされなければもとに戻してください。
IPv6の設定(★★★)
Windowsキー + R
を押してcontrol
を入力しOK
を押します。- コントロールパネルを開くので、
ネットワークとインターネット
を選択。 ネットワークと共有センター
を選択。- アクティブなネットワークの表示に表示されている
イーサネット
をクリック(Wi-FiならWi-Fiをクリック) プロパティ
をクリックインターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)
のチェックを外すOK
をクリック- PCの再起動
- ping値が改善したか確認する
ここで設定するIPv6は、IPv4に変わるものとして開発されたものですが、まだすべてのインターネットサービスやゲームがこれに対応しているわけではありません。
そしてIPv6に完全に対応していないプロバイダやネットワーク機器を使っている方もまだ多くいます。
なので、この設定がオンになっていると、一部のゲームやサービスで通信が遅くなることがあるんです。
そのため、この設定をオフにすることで、タルコフのpingが改善される可能性があるというわけです。
ただし、最新のネットワーク機器やプロバイダを使っている方だと、チェックを外すことで逆にping値が高くなることもあるので、高くなったら再度チェックを入れるようにしてください。
その他のネットワーク共有センターを最適化(★★)
Windowsキー + R
を押してcontrol
を入力しOK
を押します。- コントロールパネルを開くので、
ネットワークとインターネット
を選択。 ネットワークと共有センター
を選択。- アクティブなネットワークの表示に表示されている
イーサネット
をクリック(Wi-FiならWi-Fiをクリック) プロパティ
をクリック構成
を選択詳細設定
を選択Receive Buffers
の値を「▲」を押しっぱなしにして最大値にする(PC環境によって最大値は変わります)Transmit Buffers
の値を「▲」を押しっぱなしにして最大値にする(PC環境によって最大値は変わります)Speed & Duplex
の値を「1.0 Gbps Full Duplex」にするOK
を押す
プロバイダの変更(★★★★)
人によってはプロバイダの変更によってping値や回線速度、回線の不安定さなどすべて解決する可能性があります。
ただし、プロバイダの変更はお金も手間もかかることなので、イロイロやってみてダメなら最後に試すぐらいに考えておいてください。
以下は、「みんなのネット回線速度」という読者投稿サイトにて、各都道府県毎のランキングを調査した結果です。
平均ping値が低い順にランク付けしています。
関東
順位 | サービス名 | 平均ping(ms) | 平均down(Mbps) | 平均up(Mbps) |
---|---|---|---|---|
1 | enひかりクロス | 8 | 1260 | 1311 |
2 | NURO光 | 8 | 595 | 559 |
3 | auひかり | 10 | 631 | 611 |
北海道
順位 | サービス名 | 平均ping(ms) | 平均down(Mbps) | 平均up(Mbps) |
---|---|---|---|---|
1 | NURO光 | 20 | 647 | 625 |
2 | NCV光 | 21 | 452 | 430 |
3 | excite MEC光 | 25 | 366 | 249 |
東北
順位 | サービス名 | 平均ping(ms) | 平均down(Mbps) | 平均up(Mbps) |
---|---|---|---|---|
1 | auひかり | 19 | 374 | 413 |
2 | OCN光 | 20 | 305 | 219 |
3 | ドコモ光 | 21 | 307 | 243 |
北陸・甲信越
順位 | サービス名 | 平均ping(ms) | 平均down(Mbps) | 平均up(Mbps) |
---|---|---|---|---|
1 | auひかり | 16 | 431 | 425 |
2 | ソフトバンク光 | 16 | 327 | 243 |
2 | ドコモ光 | 20 | 466 | 237 |
東海
順位 | サービス名 | 平均ping(ms) | 平均down(Mbps) | 平均up(Mbps) |
---|---|---|---|---|
1 | コミュファ光 ゲーミングカスタム | 12 | 1526 | 1480 |
2 | コミュファ光 | 15 | 664 | 610 |
3 | ひかりdeネット | 10 | 505 | 359 |
近畿
順位 | サービス名 | 平均ping(ms) | 平均down(Mbps) | 平均up(Mbps) |
---|---|---|---|---|
1 | eo光 | 16 | 806 | 760 |
2 | NURO光 | 15 | 576 | 563 |
3 | ソフトバンク光 | 19 | 325 | 265 |
中国・四国
順位 | サービス名 | 平均ping(ms) | 平均down(Mbps) | 平均up(Mbps) |
---|---|---|---|---|
1 | ピカラ光スト | 19 | 475 | 462 |
2 | フレッツ光ネク | 23 | 392 | 357 |
3 | メガ・エッグ 光ネット | 28 | 299 | 203 |
九州・沖縄
順位 | サービス名 | 平均ping(ms) | 平均down(Mbps) | 平均up(Mbps) |
---|---|---|---|---|
1 | NURO光 | 23 | 533 | 531 |
2 | BBIQ光インターネット | 25 | 500 | 438 |
3 | auひかり | 28 | 366 | 354 |
VPNを導入する(★★★)
VPNを使用すると、基本的にping値は「高くなる(悪化する)」ことが多いです。
これは、データがVPNサーバーを経由して目的地に到達するため、追加の経由点が発生し、それによって遅延が生じるためです。
ですが、次のような特定の状況でVPNを使用するとping値が改善する場合もあります。
- プロバイダの帯域制限の回避:一部のプロバイダーは、帯域制限としてインターネット速度を遅くすることがあります。VPNを使うとそういった制限を回避できるので、ping値や回線速度が改善することがあります。
- ネットワークの混雑を回避:プロバイダの特定のルートが混雑している場合、VPNを使用して別ルートを通ることでping値が改善することがあります。
- ゲームサーバーへの最適なルート:一部のVPNは、ゲームトラフィックを最適化するための特別なサーバーを提供しています。これにより、ゲームサーバーへのルートが最適化され、ping値が改善することがあります。
ただし、VPNは使ってみないことには効果があるかわかりません。
なのでほとんどのVPNはお試し期間が用意されているので、その間に確かめてみるのが間違いないです。
ちなみにタルコフに今の時点で一番おすすめできるVPNはSurfSharkです。
実際にSurfSharkでタルコフを試してみたところ、「North America WEST」「Australia」「China」サーバーでPingを下げることができました。
ラグなども発生しなかったので、タルコフでVPNを使うなら今のところSurfSharkがおすすめです。
30日間の返金保証があるので、興味があれば試してみてください。→30日の返金保証を利用してSurfSharkを試してみる
- VPNの中でも価格がリーズナブル
- 安いのにセキュリティレベルが高い
- アプリが使いやすい
- デバイス数に制限がない
- 固定IPも標準で使える
- VPNサーバーの質が高い
なお、以前はExitLagというVPNがメールアドレスだけで3日間試せる上に、ゲーム専用のVPNということでおすすめしていました。
でも、いまは3日間の無料お試しがなくなり、初めから下記の料金を支払わないと使えなくなったので、おすすめしていません。
プラン名 | 月額価格 |
---|---|
月額プラン | $6.50(974円) |
年間プラン | $5.00(749円) |
半年プラン | $5.83(874円) |
また実際にタルコフで試してみると、僕の環境ではPingなども高くなりがちだったので、そういったこともあって今はおすすめではなくなっています。
ルーターを買い換える(★★★★)※Wi-Fiを使う場合
有線接続の場合は、ルーターが少しぐらい古くてもあまり影響はありません。
しかし、Wi-Fi環境だと明らかな差となって現れるので、Wi-Fiでタルコフをプレイするならルーターの買い替えは検討したほうがいいです。
じゃ、どんなルーターがいいのかというと、FPSのようなゲームをするなら次の機能を備えたルーターがいいです。
- QoS(Quality of Service)
- オンラインゲーム、とくにFPSなどは通信の遅延や中断が命取りです。そんなときQoSを使用すると、ゲームデータを優先的に早い回線に切り替えられるので、ping値の低下、回線の安定性に繋がります。
- Wi-Fi 6 サポート
- Wi-Fi 6は、前世代のWi-Fi 5よりも1.6倍も効率的にデータ転送ができます。多くのデバイスが同時に接続されている環境でも高いパフォーマンスを維持できるので、タルコフのようなゲームでもラグが起きにくくなります。
- MU-MIMO
- MU-MIMOを搭載しているルーターは、他のデバイスがインターネットを使っていても、ゲーム通信が他のデバイスの通信に影響されにくくなります。そのためゲームデータの送受信が迅速に行われ、ping値が低く保たれる可能性があります。
- Open NAT
- Open NATが搭載されているルーターを使うと、ゲームサーバーや他のプレイヤーとの接続がスムーズになり、マッチングの速度やボイスチャットの品質が向上します。
これらの機能を備えたおすすめのルーターは次のようなものになります。
RT-AX86U | Archer AX73 | Archer AX23 | |
QoS | |||
Wi-Fi 6 | |||
MU-MIMO | |||
Open NAT |
なお、繰り返しになりますが、有線接続の場合はルーターが少しぐらい古くてもあまり影響はないので、有線にできるならまずはそちらを試してみてください。
タルコフのpingに関するよくある質問
- タルコフで急激にpingが高くなる原因は?
-
- あなたのネットワーク接続が不安定になっている
- 対策:モデムやルーターを再起動する
- あなたが利用しているプロバイダの通信状況に問題がある
- 対策:プロバイダに通信状況の確認と解決法を聞く
- あなたのネットワークに他のデバイスが多数接続されている
- 対策:接続されている他のデバイスを切断する
- あなたが接続しているサーバーが過密状態になっている。
- 対策:サーバーの変更やVPNを使い過密状態を避ける
- あなたのネットワーク接続が不安定になっている
- タルコフの推奨Ping値はどれぐらい?
-
タルコフのようなFPS系のゲームは、Ping値が20以下だとラグもなく快適にできる水準とされています。
ただPing値が50~100ぐらいでやっている人も多いので、その程度であれば、プレイにそれほど支障がないと考えてよいでしょう。
- タルコフのゲーム画面の右上にPing値を表示させるには?
-
タルコフのゲーム画面の右上にping値を表示させる方法は次のとおりです。
- ゲーム画面で「@」キーを押す
- コンソール画面に、「fps 2」と入力
- 右上に数値が表示される「RTT」がPing値になります。
なお、右上の表示はFPSといいますが、この中にPlayerRTTという表記もあるので、それについて補足しておきます。
- RTT:いわゆる一般的な「ping」と同様の概念で、高いと操作が遅れて反映されることがあります。50以下ならスムーズにプレイできるとされています。
- PlayerRTT:他のプレイヤーのアクションを表示するまでの遅延時間のことで、高いと他のプレイヤーのアクションが遅れて表示され不利な状況になることがあります。100以下なら滑らかに表示されるとされています。
- タルコフでPing値を下げるためにVPNを使うとBANされる?
-
下記のタルコフ公式フォーラムで回答されていますが、Ping値を下げるという目的でVPNを使うことは問題ありません。
ただし、タルコフの購入時にVPNを使用するとBanの対象となる可能性があるので、購入時のVPN使用はしないほうが良いでしょう。