この記事で解決できること
- iPhoneでVPNって必要なの?
- iPhoneの設定にVPNってあるけど何に使うんだろう?
- そもそもVPNって必要なの?
- iPhoneでVPN使うのメリット・デメリットが知りたい
この記事では、そんな悩みを解決できるよう、iPhoneのVPNに関して基本的な内容をまとめました。
iPhoneのVPNとはいったい何?わかりやすく解説
VPNは「Virtual Private Network」の略で、あなたの個人情報の流出を防ぐために使うのがVPNの基本的な役割となります。
iPhoneには次のようなデータが記録されることになりますよね。
- フォルダに入っている写真や動画、その他のファイル
- SNSのログイン情報
- 買い物の記録
- どんなサイトを見たのか
こういった情報は、iPhoneの使い方を間違えると、悪意をもった第三者に盗まれる可能性があるんです。
そうならないためにもVPNを使いましょうということになります。
VPNについてさらに詳しく知りたいときは「VPNとは?初心者向けの基本解説」をご覧ください。
iPhoneの情報はどんなとき盗まれる?
どんなときに情報が盗まれるのか具体的なシチュエーションをピックアップしてみました。
外出先でフリーWi-Fiを使う
カフェや駅などでフリーWi-Fiにつなげて、インターネットを見たり、Instagramに投稿したりする人は少なくです。
でも、フリーWi-Fiっていうのはセキュリティがガバガバのガッバガバー!なことも少なくないので、技術がある人ならそこから個人情報を盗んだりできちゃうわけです。
ちょっとイケないサイトを見る
男性ならわかると思いますが、男性はちょっとイケないサイトを見がちです。ちょっとどころじゃなくイケないサイトを見てる人もいるでしょう。
そういったサイトが全て問題があるとはいいませんが、中にはセキュリティが不完全なサイトや、悪意をもってウイルスを仕込んでいるサイトもあります。
そんなサイトに遭遇すると、あなたのiPhoneにウイルスが入り込み、女王アリにこき使われる兵隊アリのように情報をせっせと運びだします。
長年放置されたサイトを見る
長年放置されたサイトというのは、セキュリティ問題を抱えていることが多いので、悪意をもった第三者がそのサイトを利用し、ウイルスを仕込んだりすることがあります。
なので普通にネットをしていただけなのに、知らない間に情報が流出してしまう。なんてことにもなりかねないんです。
iPhoneにVPNを設定する必要性はある?
「iPhoneの情報はどんなとき盗まれる?」を見てもらうとわかると思いますが、iPhoneユーザーは日常的にセキュリティリスクに晒されています。
なので、iPhoneにVPNを設定する必要性は高いです。
ただ、絶対に必要かというとそんなこともありません。
- フリーWi-Fiを使うときは、ネットで買い物をしない、カード情報や個人情報、ログイン情報を入力するようなサービスを使わないなど気をつける。
- サイトなどを見る場合も、URLが「https://」で始まっているか確認する。不用意にポップアップやリンクをクリックしない。
このような対応をしていれば、そうそう情報が漏れるということはありません。
ただ、万が一にでも情報が漏れるのは嫌だ!漏れたら生きていけない!なんて人は、VPNを設定したほうが良いでしょう。
詳しい設定方法は「コピペで簡単!iPhoneのVPN設定」をご覧ください。(執筆予定)
セキュリティ以外にもiPhoneでVPNを使うとお得?
VPNはセキュリティ対策以外にも、地域制限のあるコンテンツを見る場合などに使われます。
たとえば「crackle.com」というサイトは、日本から見ようとすると「Unsupported Region(非対応地域)」と表示されて見れません。
でもVPNを使うと自分のいる場所を「アメリカ」や「スペイン」にいると見せかけることができるので、アメリカにいるという設定にすればサイトが見れるようになります。
これを使って海外のNetflixを見ると、日本では配信されていないジブリ作品なども見れるようになります。
ちょっとグレーな使い方ですが、VPNにはこういった使い方もあります。
iPhoneでVPNを使うメリット・デメリット
iPhoneでVPNを使うメリット・デメリットは、VPNのメリット・デメリットがそのまま当てはまるので、詳しくは「VPNのメリット・デメリット」をご覧ください。
ここでは、iPhoneでVPNを使ったさいに考えられるメリット・デメリットを紹介します。
iPhoneでVPNを使うメリット
公共のフリーWi-Fiが安心して使える
iPhoneユーザーは公共のFree Wi-Fiを使うことも多いですが、悪意をもってFree Wi-Fiを提供している人もいます。
たとえばスタバなどでFree Wi-Fiを提供していますが、仮にスタバのFree Wi-Fiの接続先が「StarbucksFreeWiFi」だとします。
そして、悪意のある人が提供しているFree Wi-Fiの接続先が「StarbacksFreeWiFi」だったとします。
b(u)cksとb(a)cksの違いだけなので、間違って悪意のあるFree Wi-Fiに接続してしまうこともあるでしょう。
そうすると、そのFree Wi-Fiを経由して見たサイトの情報などは、提供者に筒抜けになってしまったりするので、SNSのログイン情報や、カード番号などが抜き取られる可能性があるのです。
でも、VPNを使うことで仮に悪意のあるFree Wi-Fiに接続してしまってもデータが暗号化されるため、情報が守られることになります。
iPhoneでVPNを使うデメリット
回線速度の低下
VPNはデータを暗号化し、別のサーバーを経由してインターネットに接続します。
なので元の回線速度より基本は遅くなるケースが多いです。
元のスピードが37.5Mbpsから42.9Mbps程度あれば、VPNを使っても体感的に遅さを感じることはないです。
ただ、格安simなんかだとネット環境次第では10Mbpsを切ることもあるので、そうなると動画などは見てて止まったりすることもあると思います。
回線速度のチェック「speedtest」というサイトでできるので、いまの自分の回線速度がどれぐらいか試してみてください。
設定が少しむずかしい
iPhoneにもともとあるVPNの設定はなかなか複雑です。
「iPhone vpn 設定」などで検索して上位にでてくるサイトを見ても「おいおい、これで設定できる人何人いるんだよ?!」ってなぐらいわかりづらい説明になってます。
たぶん、結構な人数がiPhoneにVPN設定をしようとして挫折してるはずです。
なので、設定方法に関しては僕が近々まとめるつもりです。
「コピペで簡単!iPhoneのVPN設定」(執筆予定)
料金がかかる
VPNは無料もありますが、広告が表示されたり、速度が遅かったり、プライバシー保護に問題があったりするので、おすすめできません。
ちゃんとしたものを使おうとすると、月300円~1,800円ほどかかります。
値段に幅あるのは、契約期間が長ければ安くなるのと、VPNサービスによって値段がかなり変わってくるためです。
VPNは価格の価値が感じづらいサービスになるので、この金額をだすのに抵抗がある人は多いはずです。
ちなみに、料金を支払うとVPNの専用アプリが使えるようになります。
そのアプリを使うと、ひとつ上の「設定が難しい」というデメリットはなくなります。
記事のまとめ!結局iPhoneにVPNは必要?
iPhoneでVPNが必要かどうかは、結局のところ人によります。
毎日の生活でフリーWi-Fiをよく使ったり、セキュリティが心配なサイトを見ることがあるなら、VPNは大切な情報を守るための強力なツールになります。
地域制限のあるコンテンツを見たい、あるいは一部のサービスをお得に利用したいという場合もVPNは便利です。
まずは試してみて、自分には必要かどうかを判断するもの良い選択だと思います。